■グルテンミート
今回はグルテンミートをご紹介します。
グルテンミートとは小麦たんぱくを主に本醸造しょうゆ、酵母エキス等で味付けし、かたまり状に加工した植物性たんぱく食品です。
見た目や食感はお肉そっくりですが、コレステロールは全く含まれていませんので、健康を心がけている方々にお使い頂けます。
特性としては、
☆高たんぱく、低カロリー、消化吸収が良い。
☆動物肉のような汚染の心配がない。
☆純植物性でコレステロールがない。
等があります。

例えば、豚肉で作った酢豚とグルテンミートで作った酢豚風の栄養価を比較してみましょう。1食あたりのエネルギーは約90kcal、脂肪は4.3mg減らすことができ、コレステロールは0になります。逆に鉄分やカルシウムは多く摂取できます。
(1食あたり) 酢豚(豚肩ロース使用) グルテンミートの酢豚風
 エネルギー 273kca 187kcal
 タンパク質 12.8g 15.4g
 脂質 11.7g 7.4g
 炭水化物 16.9g 18.0g
 ナトリウム 0.8mg 2.4mg
 鉄 0.8mg 2.4mg
 カルシウム 36mg 54mg
 ビタミン (B1) 52mg 0mg

グルテンミートを使った酢豚風の作り方をご紹介しておきますね。
グルテンミートには薄味がついていますが、調理の際はしょうが汁やにんにく、しょうゆ等で味付けするとおいしく召し上がれます。肉と同じように調理してください。
@グルテンミートの水気を軽く絞ってペーパーでふき取り、片栗粉をまぶして中温の油で揚げる。
A人参(下ゆでする)、玉ねぎ、ピーマンは一口大に切って炒める。
B甘酢の材料を合わせ、水溶き片栗粉を用意する。
(甘酢・・・砂糖大さじ5、酢大さじ4、ケチャップ大さじ4、醤油大さじ2)
Cにんにくを軽く炒め、@のグルテンミートとAの野菜を加える。
D甘酢をCに混ぜ、水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がり。

生活習慣病の原因のひとつに肉食があるとされていますが、これは人間より体温が高い動物の脂肪を余分に摂ると血液が濁り、悪玉コレステロールが増え動脈硬化に進行しやすくなるというものです。
肉は身近に利用されている食材ですが、日本人の伝統的な食文化を振り返ると体が追い付いていないようです。肉を大量に摂取した後、消化不良を起こしたことはありませんか?
日本人の腸は長く、穀類や魚、野菜等を中心にした食事に向いているという説があります。
胃腸に負担をかけると、血液が集まり、他の器官の血流も悪くなります。
グルテンミートなどの植物性たんぱく食品は、植物性の食物を無理のない形で食事に取り入れることができます。
ぜひ毎日の食事に取り入れ、健康管理や生活習慣病予防にお役立て下さい。

(5月16日(月))

■黒米
こんにちは。今回は黒米についてです。
黒米はもち米の一種で、別名古代米ともいいます。
中国の漢の時代に、この黒米を発見した人が出世したという故事から「縁起の良いお米」とされています。

黒米は種皮の糠の部分に紫色系の色素、アントシアニンを多く含みます。このため黒く見えるわけですね。
よく聞かれる”アントシアニン”は、抗酸化物質ポリフェノールの一種。
ポリフェノールは植物が光合成する際に作り出す色素や苦み成分で、植物が身を守る為に作っているものです。それを人間が適量とれば有効に働くのです。

アントシアニンの作用としては、
☆血液をサラサラにし、血管を保護する・・・動脈硬化を予防。
☆抗酸化作用・・・老化や発ガンを抑制。
☆ロドプシンの再合成を助ける・・・視力の改善。
☆レプチンを活性化・・・食べ過ぎを予防。(レプチンとは、食欲を抑えるホルモンで、基礎代謝を上げ、満足感のシグナルを脳に伝えます。)

黒米の栄養成分を白米と比ベると、たんぱく質・ビタミンB1・B2・ナイアシン・ビタミンE・鉄・カルシウム・マグネシウムなどが豊富に含まれています。
医食同源の本場中国では、「女性の生理・腎臓を補い、脾臓・肝臓に良く、目の血のめぐりを良くする食材」とされています。

お米に少量(三合に大さじ一杯位〜お好みで)混ぜて炊くだけで、きれいな薄紫色のもちもちしたご飯になります。
炊くときに酢を少量入れたり、ちらし寿司などに使うと酢の作用で鮮やかな赤い色に仕上がります。ぜひお試し下さい。

▼ 栄養成分表示(100g当り)四訂日本食品標準成分表より ▼
  黒  米 精 白 米
 エネルギー 352kca 356kcal
 タンパク質 6.7g 6.1g
 脂質 3.2g 0.9g
 炭水化物 72.4g 77.1g
 ナトリウム 2mg 1mg
 鉄 0.8mg 0.8mg
 カルシウム 11mg 5mg
 ビタミン (B1) 0.4mg 0.08mg

(5月10日(火))

■マルベリーハーブティー(桑茶)
初めまして。管理栄養士の石井です。
今回から時折店内の商品等に関わる栄養・健康の話題をお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
お店には勉強熱心なお客様が多くお見えですので、負けないように・・・と思っております。

初回は何を・・・ご案内しようかと迷いましたが、お食事の際お客様へお出ししている「マルベリーハーブティー(桑茶)」をご紹介します。
これは島根県の桜江町で完全有機栽培で生産されている桑の葉茶です。

「マルベリー」とは美しいシルクを生み出す蚕の餌である桑の葉のこと。
一匹の蚕が一個の繭を作る為に生み出す絹糸の長さは、実に1km以上だそうです。
その餌である桑の葉の栄養価に着目すると、カルシウム、カリウムといったミネラル、食物繊維、ビタミンが多く含まれます。
シルクの輝きには桑の葉の高い栄養が貢献していたわけですね。
煎茶との比較でもカルシウムは6倍、鉄分が2,4倍です。水溶性の成分が桑茶「マルベリーハーブティー」で効率よく摂取できます。

また、γ−アミノ酪酸(GABA)というアミノ酸が多く含まれます。
(GABA・・・脳内の視床下部で神経伝達に重要な役割をもち、成長ホルモンにも関与するといわれるアミノ酸)他にも、DNJ(I-デオキシノジリマイシン)という、血糖の上昇を抑え糖尿病を予防する効果のあることが分かってきています。
これは桑以外の葉には見つかっていない特殊成分です。

少し堅い話でしたが・・・桑茶はくせがなく柔らかな口当たり、ノンカフェインですのでどなたにも美味しく飲んで頂けます。
また桑の葉と焼き塩をブレンドした「桑焼塩」や和三盆糖とブレンドした「桑和三盆糖」もありますので、また追ってご紹介していきますね。

(4月22日(金))


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